雨漏りのスーパードクター雨もり119|調査・診断・修理

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雨もり119誕生秘話

代表の私品川が、防水工事会社に就職し、まずは仕事を覚えるため職人として約10年間、現場作業に従事しました。そんなある日のこと、ある現場をきっかけに「雨もり119」の構想がスタートします。 このページでは、防水工事会社に就職した頃~雨もり119誕生、今後目指すところについてお話させていただきます。

職人として

代表品川は、防水工事会社に就職し、まずは仕事を覚えるため職人として約10年間、現場作業に従事しました。ただ防水材を塗る、ただ張るのではなく、よりきれいに、そして早く。誰よりもうまく。防水施工なら誰にも負けない自信がありました。

そんなある日のこと。とある大型物件の新築工事の屋上防水を施工していたときのことです。

工期が遅れていたことから夜な夜な投光機をつけて遅くまで現場で残業していました。辛い環境でしたが指名してくれた現場監督さんに喜んで貰いたい一心で日々頑張っていました。

ある日、めったに屋上に上がってこない作業所長さんが屋上まで上がってくるのが見えました。もうすぐ防水工事も完了だったので、所長にどんな労いの言葉を貰えるだろうかと、期待していました。

所長:【ご苦労さん。あと何日かかる?】
私:【そうですね、もう少しで2層目が終わりますから、予定通りあと2日で防水が完了すると思います。】

さぁどんな言葉で褒めてくれるのかな?誇らしい気持ちで待っていました。

監督:【もういいんじゃない?もう漏れないでしょ。】
私:【え・・・?!今、なんて言われました・・・?】

・・・ショックでした。意味はご想像にお任せしますが、後工程の左官の手が空いてるからという理由で、防水工事を終えるよう指示されたのです。

まだ防水施工を続けている端から伸縮目地を立てられ、押さえコンクリートの打設が始まりました。その横でなんとか契約通りの防水施工が完了し、予定通りの工期に間に合わせたのでした。

下手な正義感からというわけではなく、ショックだった理由はシンプルなものでした。夜な夜な残業してヘトヘトになるまで頑張ってるのに、それがお客さん(現場監督)には評価されないこと。

品質よりも工期優先の価値観に対し、私は職人としてのやりがいを失ってしまいました。

仕事とは

人は誰でも、一生懸命頑張ったら褒められたいものです。誰かが喜ぶ顔を見ることが充実感になり、それが仕事であれば最高です。

思えば防水屋という職種は、建物が雨漏りしないように防水工事を施す重要な仕事でありながらも、実際にその建物に住まう人たちとは接点がなく、良くも悪くもストレートな評価を得られない仕事でした。

それは、防水工事が下請け産業であるからで、この構造を変えない限り生涯変わることはないと思ったのです。

決断

この頃、建築業界の景気は悪化の一途を辿っていました。そんな時期に路線変更することは容易なことではありませんが、自分が一生携わる仕事なのだから、自分がやりたいように表現したいと思ったのです。これが下請け脱却へ転換したきっかけでした。

出会い

一般のお客様と接点を持つとは言っても、防水工事は日用必需品でもなく、そもそも社会的認知度が低い業種だと気づきました。そう、われわれの仕事は“雨漏りしないように建物を守る仕事”

つまり一般のユーザーにとっては防水ではなく雨漏りというキーワード、カテゴリーだと思ったのです。

雨もり119誕生

カテゴリーを防水から雨漏りにシフトする。そして雨漏りに困っている人たちの役に立ちたい、そこで思う存分自己表現してみたいと思いました。

一般のユーザーと接点を持つ最も有効な手段はインターネットでした。このころのインターネットの普及率はまだ4割程度でしたが、必ず普及していくだろうと思いました。

そして試しにインターネットで雨漏りと検索してみたところ、同じようなことを考えていた同業者がいたのです。すぐにピンと来た私は、福岡にいるその会社の担当者にアポを取り会いました。

すると偶然にも彼も同じように防水屋の2代目として、新たな試みに挑戦していたのです。

ここで不思議なのは、お互いに防水屋の二代目ということだけではなく、父親同士が面識があったのです。同じ組合員同士という偶然。縁とは不思議なものですね。残念ながら現在同社は廃業されています。

ネーミング

雨漏りに困っている人にわかりやすいネーミングにしたい。そこで雨もり119にしようと思いました。

そしてフリーダイヤルの番号も一度知ったら二度と忘れないような語呂合わせの番号が欲しいと思いました。しかし欲しい番号がなかなか空いてないのです。

毎日NTTに電話して空いている番号を4つだけ教えてくれるのですが、番号だけはどうしても妥協したくなかったので、第一希望であった0120-208-119が空くことを信じて二ヶ月待ちました。

するとある日その番号が空いていると知らされ、晴れて雨もり119フリーダイヤル0120-208-119(ふれば いちいちきゅー)を取得できたのです。

しかし、初めの半年は全く時間を無駄にしました。かかってくる電話に出ると、『電話の調子が悪いのですが?』とか『回線がおかしいのですが?』という内容ばかりの電話だったのです。

おかしいなと思い調べてみると、その番号は以前NTTのお客様窓口の電話番号だったのです・・・(笑)
半年間はお金を払って、NTTのサービス対応にあたっていました(笑)

ただ、この番号を取得できたとき、この事業は成功すると確信したことは事実です。そこで平成13年に特許庁商標登録を取得、全国初の雨漏り修理専門店雨漏り119が誕生したのです。

全国組織化

インターネットの影響力は想像以上でした。ウェブを公開した途端、全国から驚くほどの問い合わせが来ました。世の中にこんなに雨漏りに困っている人がいるとは・・・

そこで雨もり119を全国組織化しようと決めたのです。きっと同じような志を持つ人が全国にいるはずだと。

ウェブ上だけの告知だったにもかかわらず、それはそれはたくさんの業者さんから加盟したいと問い合わせが来ました。その数およそ100社以上・・・。

どうして彼らを加盟させなかったのかと叱責されたこともあります。私の独断で判断したことであり、お断りさせていただいた方にも大変失礼なことをしたと反省しておりますが、ビジネス色が大きかったりただ儲けたいだけという空気感が強い方ばかりでしたのでお断りさせていただいたのです。

また、誰でも簡単に入れる組織にはしたくありませんでした。当時Yahoo!カテゴリに登録されることは東大合格よりも難しいと言われていたこともあり、雨もり119に登録される業者は精鋭中の精鋭でありたいと思っていたのです。若気の至りですね。

再構築

2013年時点で一時は最大15社の団体組織となっておりました。しかしどこか物足りなさを感じていました。あえていうなら飽和状態にあったような気がします。

組織としてうまく機能しなかったのです。今後をどうしていくか悩みに悩んだあげく、まずは理念を明確にすることから始めました。マネジメントを繰り返しながら、仲間たちと喧嘩もしました。

そこで出した答えは再構築。明確になった理念に沿わない、あるいは独創性が高すぎる店舗は辞めて頂くことを決意しました。

一度は仲間になってくれた者と別れなければならないのはまさに断腸の思いでしたが、この時点で7店舗減らし、8社の組織から再スタートを切りました。

転機

2014年度に入り、転機が訪れまます。全国の志高き者たちと次々に出会いました。それぞれが平素業務で雨漏りの相談を受けていながらも、自信がなく、雨漏りから逃げ腰だったという者たち。

でもこれからは真っ向から戦っていきたいと申し出る者が次々に現れたのです。現在は※全国129店舗まで拡大しています。(2023年1月19日現在)

目指すところ

雨漏りと言えば雨もり119だと言われるよう、名実ともに日本一の雨漏り解決団体を目指します。そして雨漏りで培ったノウハウをリフォーム工事に還元できるよう、新しいリフォーム・ビジネスモデルを構築し、広く顧客から共感を得られる組織を目指します。

組織数でいえば、雨もり119ですから、119社を目標に歩んで来ましたが、2018年に目標に到達しました。2023年現在は129店舗になりましたがまだまだ足りません。

いま私たちは、日本から雨漏りを撲滅するミッションを掲げています。実現するためにはより多くの仲間が必要です。全国の専門業者さんを募集しています。

忘れられないお客様

最後になりましたが、今日まで続けて来られたのは、あるお客様との出会いがあったからだと思います。電話帳で雨もり119を探して下さったあるご夫婦との出会いです。

雨もり119にご相談いただく前にすでに2社にご相談されており、多額の工事代金を支払ったのに雨漏りが止まっていないというお方でした。

1社目は小さな会社だったので仕方がないと自負されておりましたが、2社目は地元でも有名なリフォーム業者だったそうです。

その業者の言うなりに、結果的に外壁だけでなく屋根までもリフォーム工事を強いられ、総額250万円も使ったとのこと。それでも雨漏りが止まっていないことを連絡しても取り入ってもらえないんだと仰っていました。

「もうあなたしかいないんです。どうか私たちを助けてください」と、そのお客様に涙ながらに土下座をされたのは本当にショックでした。

目の前で自分に助けを求めている人を見るのはこれが人生初の出来事でした。雨漏りがここまで人を不幸にするのかと知った瞬間でした。

そして悪徳な業者からお客様を守るために雨もり119はもっと有名にならなければならないと、強い使命感が芽生えた瞬間でもありました。

もちろん、その雨漏りは一発で止まりました。止まった後も、雨が降るたびに電話をしたり、訪問したりしてしばらくアフターケアさせていただきました。

長い間、雨漏りに悩まれた方は心に後遺症が残ります。そのお客様は今でも何かあればご相談いただける顧客様となっています。

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